かしよさん家

　「日馬富士」が「平幕の力士を殴った」とニュースになっている。
ニュースによると「専門家」つまり「医師」の話では「診断書に書かれている病名を見る限り、重症ではなく、普通の人なら会社を１週間ほど休む程度」らしい。
ただ、「お相撲さん」と言う事で「痛いが我慢して出たと思う。巡業に出てたと言うのに違和感はない」らしい。
　武道で「有段者」と言う人がいる。
昔、ある弁護士から聞いた話である。
「有段者が一般の素人を投げ、打ち所が悪くて死に至ると殺人罪になる事もある」と。
有段者なので、技を身に付けている。その技が「凶器」と見なされる事があるらしい。
つまり、武道の有段者は「自分が凶器になりうる」と言う事のようで、一般人なら、投げて死なせたら「過失致死」もしくは「過失傷害」となる。
しかし、有段者は「投げる技。技術を持っている。それが凶器となり、凶器で人を殺した。傷つけたと同じ扱い」らしいのだ。
　ボクサー。
特にプロのボクサーが殴って、怪我をさせたり、死なせてしまうと同じように「殺人」もしくは「傷害罪」となるようだ。
剣道も棒を持って、人を傷つけたら同じ。
　さて、「お相撲さん」
この人たちも同じ事が言える気がする。一般の人を素手で殴ったら、「過失」では済まないのではないだろうか。
　あの「張り手」と言うのは力士でも相当、きついらしい。
ある力士が張り手を顔面に受け続けて、「気が付いたら負けていた」と。
本人は「気を失ってたんでしょうね」と笑っているが、鍛えられた「力士」でも気を失うのだから、一般人なら、大怪我の可能性もある。
　今回、相手は「力士」
ビール瓶なので、力士であってもなくても「傷害罪」の可能性が高い。
　しかし、「素手」なら、どうなるのか。
相手が力士と言う事で「お咎め無し」かもしれない。
　こんな事も考えながら、良く解らな「事件」と言うか「不祥事」で、解らない事なので、暫くは「様子見」とする。